施工管理をやめたい理由

施工管理のつらい思い出と心労で身に起きたこと【地獄の労働環境】

施工管理という仕事の過酷さを知りたい人や、今現在施工管理として働いている人に向けての記事です。

建設業界における施工管理は、日本で最も過酷な職業の一つです。

長時間労働を前提として業態が成り立っており、労働基準法の概念が存在しない世界といえます。

夏は熱く、冬は寒い。

仕事のペースが天候に左右され、長期的な休暇を取ることが事実上不可能です。

また、大企業より下位に位置する施工管理になると、決まった日に休めることが難しい会社が多く、優秀な人材が逃げ出しているのが現状です。

本記事では、施工管理として働いていた時代の辛い思い出から、日々蓄積するストレスで身に起きた悲劇までお伝えしていきたいです。

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施工管理の辛い思い出と心労で身に起きたこと【地獄の労働環境】

職人に大卒であることをネタにバカにされる

施工管理という仕事は、施主(クライアント)と職人さんとの板挟みになりながら、仕事を推し進めていく必要があります。

平たく言うと、中間管理職に近いです。

そのため、信じられないくらいの人の意見をくみとり、気配りをしながら調整していくことが求められます。

私が辛かったのは、新人としていきなり現場に放り出され、右も左も分からない状況で調整業務を担ったことです。

会社は仕事を経験させてやっているという謎のスタンスですが、冷静に振り返ると人手不足で教育にかける余力がないのが現実です。

職人さんの中には信じられないくらい優しい人も大勢いますが、一方で『パチンコ・酒・女』が趣味で、荒々しい人もいます。

一部には、新人をいびるのが好きで、学歴コンプレックスを持っているせいか大卒の新人をいじめる人もいます。

私は大卒であることを馬鹿にされ続け、建設業界で働いていく自信を失いました。

異常なほどに怒られる

新人が怒られるのは、仕事ができないので当然です。

とはいえ、建設業界で働いていると、いわゆる『詰め』の圧力が半端でなく強いことがわかります。

一番の理由としては、働き方改革とは無縁の業界で、セクハラ・パワハラについての自覚が皆無な人が非常に多いためです。

また、そもそも論として仕事内容がハード過ぎるため、誰もが大きなストレスを抱え続けていることもあります。

施工管理としての仕事がキチンとできている人でも、庭が崩壊していたり、アルコール依存や精神安定剤に依存している人が多いのです。

ストレスが溜まった人間が八つ当たりしているとしか思えない口調で延々と説教し続け、メンタルを病んで辞めていく人が大勢います。

建設業界はブラックと言われますが、闇が深く漆黒過ぎるため、世間の新しい風が届いてこないのです。

心労で身に起きた変化

顔面の右側が引きつる

とある化学プラントの現場に常駐していたときの出来事です。

シャットダウンメンテナンスと呼ばれる時期に現場を担当していました。

設備の主電源を落とす数年に一度の機会であるため、隙間を縫うように工事が進められ、1ヶ月くらいまともに休みを取れていませんでした。

工事が順調に進んでいたものの、プレッシャーが重くのしかかり睡眠不足が重なることで、顔面の右側に異変が生じました。

顔面神経痛です。

顔が信じられないくらいひん曲がり、長時間労働による報いを直視することになりました。

当時は己のメンタルの弱さを恨みましたが、今振り返ってみると、無理にでも休息させるための己の最後の悲鳴にも思えてきています。

睡眠不足で悪夢にうなされる日々

施工管理の仕事は、想像を絶する以上の人とチームで推し進めていくものです。

その分やりがいは大きいですが、プレッシャーが半端なく重くのしかかります。

考えきれないほどのタスクに追われ、夜眠ろうと思っても全く眠れなくなります。

睡眠不足は、翌日の仕事の質の低下を招き、さらに忙しくなることで余計に眠くなります。

プレッシャーが続く中で寝不足が続いた日を過ごしていると、悪夢を見るのが頻繁になります。

メンタルを病む人の多くは、睡眠不足のよる疲労が蓄積して、ある日心の糸がプツンと切れてしまうパターンがほとんどです。

心身の限界を感じて転職を決意

眠れない日々が続き、顔面神経痛がひどくなる一方でしたので、とりあえず会社を辞めることにしました。

周囲からの反対はあったものの、退職届を出してすぐに実家に帰り静養しました。

一般的には、ブランクがあると転職で不利とされています。

とはいえ、私のケースでは、次の2点を伝えることで、面接で全く不利になりませんでした。

  • 忙しすぎて在職中に転職活動の時間がとれなかった 
  • 残業が多く暴言もあり、労働環境が悪すぎた

世間一般の目から見ると、施工監督の仕事はかなりキツイので、退職理由については正直に話すとよいです。

面接は数社通過して、ホワイト企業へ転職することができました。

転職の体験談については、以下の記事からどうぞ。

▶▶現場監督を転職して異業種へ|ホワイト企業への転職成功談